KEH2000i

インバーター発電機の選び方|KAREYOU KEHシリーズ5機種の違いと用途別の目安

インバーター発電機の選び方|KAREYOU KEHシリーズ
KAREYOU PRODUCT GUIDE|インバーター発電機

インバーター発電機の選び方。
KEHシリーズ5機種を
用途で選ぶ。

家庭の停電対策から、屋外作業・キャンプ・業務用の100V/200V電源まで。
定格出力・燃料タンク・重量・始動方式の違いを、商品ページの仕様をもとに整理しました。

全 5機種定格 1.8〜5.2kVA50/60Hz 対応ガソリン式 正弦波
インバーター発電機 KAREYOU KEHシリーズ(KEH3200i)の外観
KEHシリーズ(写真はKEH3200i)。仕様・販売状況は各商品ページの最新情報をご確認ください。

インバーター発電機の選び方で最初に迷うのが、「何kVAを選べばよいのか」「重さや燃料タンクはどれくらいが使いやすいのか」という点ではないでしょうか。発電機は、定格出力が足りなければ使いたい機器が動かず、大きすぎれば運搬や保管が大変になります。つまり、使う機器と使う場所から逆算して選ぶことが大切です。

KAREYOUのKEHシリーズは、定格1.8kVAのKEH2000iから、単相100V/200V対応の定格5.2kVA・KEH5200i-RTSまで、出力の異なる5機種をそろえたガソリン式インバーター発電機です。この記事では、インバーター発電機の基本的な選び方、容量(kVA)と消費電力・起動電力の考え方、各機種の違い、用途別の目安、安全に使うための注意点、よくある質問を順番にご紹介します。

01 / INVERTER GENERATOR

インバーター発電機とは?
従来型との違い

家庭の停電対策でも、屋外作業の電源でも、選ぶ前に「インバーター式」の特長を押さえておきましょう。

インバーター発電機は、エンジンで発電した電気をいったん直流に変換し、あらためて安定した交流に整えて出力する発電機です。出力の電圧や周波数が安定した正弦波で供給されるため、パソコンや通信機器、マイコン制御の機器など、電源の品質が気になる機器の電源として検討しやすいのが特長です。KEHシリーズも、デジタルインバーターによる安定出力を特長としています。

項目 インバーター発電機 従来型の発電機
出力の安定性 電圧・周波数を整えて出力しやすい エンジンの回転に出力が左右されやすい
向いている機器 パソコン、通信機器、電子制御の機器、電動工具、照明など 電源品質を問わない機器(機器の取扱説明書で確認)
運転音・燃費 負荷に合わせてエンジン回転を調整する機能(ECOモードなど)を持つ機種がある 一定回転で運転する構造が多い

発電機が電気をつくる構造そのものを知りたい方は、「発電機はどうできている?構造・主要部品・発電の仕組み」もあわせてご覧ください。

02 / HOW TO CHOOSE

インバーター発電機の選び方
4つの基準

容量・燃料・重量・始動方式の4点を、使う場面に合わせて順番に確認します。

基準1:発電機の容量(kVA)は「定格出力」で選ぶ

発電機の容量を選ぶときは、最大出力ではなく定格出力を基準にします。最大出力は短時間だけ出せる上限で、継続して使える容量ではありません。KEHシリーズであれば、KEH2000iは定格1.8kVA/最大2.2kVA、KEH3200iは定格3.2kVA/最大3.5kVAというように、2つの数値が並びます。

使う機器の合計の消費電力(起動電力を含む) < 発電機の定格出力kVAとW(ワット)は条件によって同じ数値として扱えない場合があるため、余裕を見て選びます。

ここで見落としやすいのが起動電力です。冷蔵庫・ポンプ・コンプレッサー・電動工具のようにモーターを使う機器は、動き始めの瞬間に、運転中より大きな電力が必要になる場合があります。「消費電力が○○Wだから大丈夫」と判断せず、機器の銘板や取扱説明書で起動時の電力を確認してください。

容量選びの考え方(数値は説明用の仮の例です)

たとえば、照明が合計200W、通信機器が合計100W、起動時に約800Wを必要とする冷蔵庫が1台ある場合を考えます。同時に起動する可能性がある場合は、200+100+800で約1,100W(約1.1kVA)が目安になります。ここに余裕を持たせて、定格出力に余裕のある機種を選びます。

実際の機器の数値は、必ず機器側の表示でご確認ください。複数の機器を順番に起動して、同時運転の合計負荷が定格を超えないようにする方法もあります。

基準2:燃料タンクと連続運転時間

停電が長引くときや、現場で長時間使うときは、燃料タンクの容量と連続運転時間が使いやすさに直結します。KEHシリーズの燃料タンク容量は、KEH2000i・KEH3000iが4.0L、KEH3800i-RTが6.0L、KEH3200iが7.0L、KEH5200i-RTSが12.0Lです。連続運転時間は負荷によって大きく変わります。商品ページには、たとえばKEH3200iで25%負荷時 約9.5時間、100%負荷時 約4.5時間と記載されています。

基準3:重量と運びやすさ

屋外に持ち出すなら、重量と寸法も大切です。KEH2000iは質量18kg、KEH3000iは23kg、KEH3800i-RTは26kg、KEH3200iは乾燥重量約21kg、KEH5200i-RTSは乾燥重量41.5kg(キャスター・伸縮式ハンドル付き)です。なお、質量の表記は商品ページごとに「質量」「乾燥重量」と異なるため、燃料やオイルを入れた状態ではさらに重くなる点にご注意ください。

基準4:始動方式と電圧(100Vか100V/200Vか)

始動方式は、リコイルスタート(引き紐式)が基本です。KEH3800i-RTにはリモコン始動(50m以内)とワンプッシュ始動が、KEH5200i-RTSにはセルスターターと、最大20mまで遠隔操作できるリモコンが備わっています。また、家庭用の100V機器が中心ならKEH2000i〜KEH3800i-RTの単相100V、200Vの業務用機器も使いたい場合はKEH5200i-RTSの単相100V/200Vが候補です。

単相200Vだけの専用機が必要な場合は、「単相200V発電機 YE3400-iDの選び方と使い方」も参考にしてください。

03 / KEH SERIES

KEHシリーズ5機種の違い

定格出力が小さい順に、それぞれの特長を整理します。

KEH2000i ガソリンインバーター発電機 定格1.8kVA

KEH2000i

定格1.8kVA/最大2.2kVA

シリーズで最も軽い18kg。騒音レベル55dBで、住宅地に近い場所での屋外作業、キャンプ、停電時の最低限の電源確保に。100V・20Aのコンセントを2口備えます。

KEH2000iの商品ページ →
KEH3000i ガソリンインバーター発電機 定格2.8kVA

KEH3000i

定格2.8kVA/最大3.0kVA

20Aと30Aのコンセントを1口ずつ備え、DIY・建設現場・農作業・移動販売などの電動工具や調理機器の電源に。質量23kg、騒音レベル59dB。

KEH3000iの商品ページ →
KEH3200i インバーター発電機 定格3.2kVA 7Lタンク

KEH3200i

定格3.2kVA/最大3.5kVA

7.0Lの燃料タンクと143cc空冷4ストロークOHVエンジンを搭載。25%負荷時で約9.5時間の連続運転。乾燥重量約21kgで、容量と持ち運びやすさのバランスを重視する方に。

KEH3200iの商品ページ →
KEH3800i-RT リモコン式インバーター発電機 定格3.5kVA

KEH3800i-RT

定格3.5kVA/最大3.8kVA

50m以内のリモコン始動に対応し、ワンプッシュ始動も可能。始動用バッテリーの充電ポートも備えます。100V・20Aが2口、30Aが1口。質量26kg、燃料タンク6.0L。

KEH3800i-RTの商品ページ →
KEH5200i-RTS 単相100V/200V インバーター発電機 定格5.2kVA

KEH5200i-RTS

定格5.2kVA/最大5.5kVA|100V/200V

シリーズ唯一の単相100V/200V対応。セルスターターとリモコン(最大20m)、12Lタンク、キャスターと伸縮式ハンドルを備えた業務用・防災用の上位モデルです。

KEH5200i-RTSの商品ページ →

主な仕様の比較表

項目 KEH2000i KEH3000i KEH3200i KEH3800i-RT KEH5200i-RTS
定格/最大出力 1.8/2.2kVA 2.8/3.0kVA 3.2/3.5kVA 3.5/3.8kVA 5.2/5.5kVA
電圧 単相100V 単相100V 単相100V 単相100V 単相100V/200V
周波数 50/60Hz 50/60Hz 50/60Hz(切替式) 50/60Hz 50/60Hz
ACコンセント 100V・20A×2口 100V・20A×1口/30A×1口 20A/30A(各コンセントの表示値) 100V・20A×2口/30A×1口 100V・20A×2口、30Aコンセント(100V/30Aまたは200V/28A)
燃料タンク 4.0L 4.0L 7.0L 6.0L 12.0L
連続運転時間 約10.3h〜3.2h 約9h〜4.2h 25%負荷 約9.5h/100%負荷 約4.5h 約12.3h〜4.2h 最大約11h(25%負荷時)
始動方式 —(商品ページに記載なし) —(商品ページに記載なし) リコイルスタート リモコン(50m以内)/ワンプッシュ/リコイル セルスターター/リモコン(最大20m)/リコイル
質量 18kg 23kg 乾燥重量 約21kg 26kg 乾燥重量 41.5kg
販売価格(税込) 61,020円 97,500円 98,000円 162,800円 207,680円

※騒音値は、KEH2000i 55dB、KEH3000i・KEH3800i-RT 59dB、KEH3200i 69dB(測定面の半径4m範囲)、KEH5200i-RTS 約59dB(7m、エコモード)と記載されていますが、測定条件が機種ごとに異なるため、単純な比較はできません。詳しくは各商品ページをご確認ください。価格は2026年11月時点の商品ページの記載です。

※KEH4200i-RTは企画・開発中のため、この記事では取り上げていません。

04 / USE SCENES

用途別のおすすめ:
停電対策・屋外作業・業務用

使う場面から、候補になる機種を絞り込みます。目安であり、接続する機器の条件の確認が前提です。

家庭の停電対策・防災に

冷蔵庫、照明、通信機器など、必要な機器を絞って給電するなら、KEH2000iやKEH3000iが候補です。複数の機器を同時に使いたい場合は、KEH3200iのような容量と燃料タンクに余裕のある機種を検討します。

キャンプ・イベント・車中泊の電源に

持ち運びを重視するなら、シリーズで最も軽いKEH2000iが候補です。静音設計を特長としており、周囲への配慮が必要な場所でも検討しやすい機種です。使用する場所のルールは事前に確認してください。

DIY・建設現場・農作業に

電動工具や作業灯を使う屋外作業には、KEH3000i、KEH3200i、KEH3800i-RTが候補です。機器の始動電力を確認したうえで、燃料タンクの大きさ(4.0〜7.0L)と重量から選びます。

キッチンカー・移動販売に

調理器具、冷蔵庫、POSレジなどを使う場合は、同時に使う機器の合計負荷から容量を決めます。KEH3000i以上の機種から、出店先の電源条件に合わせて検討してください。

リモコンで始動したい現場に

作業場所から離れた位置で始動・停止したいときは、リモコン始動に対応したKEH3800i-RT(50m以内)やKEH5200i-RTS(最大20m)が候補です。

100V/200Vの業務用機器・事業所の備えに

200V機器も使う建築現場や、事業所の停電対策などには、単相100V/200V対応のKEH5200i-RTSが候補です。三相200V機器には使用できません。

もっと大きな容量や、燃料を選びたいとき

さらに大容量の業務用電源が必要な場合は「YE9500Ei-RTの企業向け活用ガイド」を、ガソリンとLPガスを使い分けたい場合は「デュアルフューエル発電機はなぜ生まれた?」「YH2800i-Bの防災活用・選び方」をご覧ください。

全機種の一覧は、発電機のカテゴリページからご確認いただけます。

※用途例は特定機器への接続・運転を保証するものではありません。

05 / SAFETY & CARE

発電機を安全に使うための
注意点と日常の手入れ

!

屋内・車内・換気の悪い場所では使用できません。

ガソリン発電機の排気には一酸化炭素が含まれます。防音型でも、屋内・車内・倉庫内・風通しの悪い場所では使用しないでください。屋外でも、窓や換気口から排気が建物内に入らない場所に設置します。

給油はエンジンを停止し、十分に冷えてから行ってください。雨や水濡れ対策も忘れずに。

  • 始動前の確認:エンジンオイルの量を確認します(KEH2000i・KEH3000iは0.35L、KEH3200iとKEH3800i-RTは0.4L、KEH5200i-RTSは0.6L。オイルはSAE 10W-30規格)。
  • 定期点検:KEH2000i・KEH3000i・KEH3800i-RTの商品ページには、3か月ごとの定期点検が推奨されています。オイルフィルター・エアフィルターは消耗品です。
  • 接続機器の確認:機器の電圧・消費電力・起動電力を確認し、定格出力の範囲で使用します。
  • 建物の壁コンセントへの直接接続は不可:建物設備への給電が必要な場合は、切替設備について電気工事業者へご相談ください。
  • 長期保管:燃料の取り扱いと保管方法は取扱説明書に従ってください。防災用に備える場合も、定期的に屋外で始動確認をしておくと安心です。
06 / FAQ

インバーター発電機の選び方
よくある質問

Q. 家庭用の停電対策には、何kVAを選べばよいですか?

A. 使いたい機器と、同時に使う台数で決まります。冷蔵庫・照明・通信機器など必要な機器を絞って給電するなら小型の機種、複数の家電や電動工具も使うなら余裕のある容量を選びます。起動電力を含めた合計負荷が定格出力を超えないように確認してください。

Q. 定格出力と最大出力は何が違いますか?

A. 定格出力は継続して使用できる出力、最大出力は短時間だけ出せる上限の目安です。選ぶときは定格出力を基準にしてください。

Q. KEHシリーズは50Hz・60Hzどちらの地域でも使えますか?

A. KEHシリーズは50/60Hzに対応しています。切替方法や操作は、各製品の取扱説明書をご確認ください。

Q. KEH5200i-RTSは三相200Vの機械にも使えますか?

A. 使用できません。KEH5200i-RTSは単相100V/200V対応です。使いたい機器の電圧と相数(単相か三相か)を、機器の銘板で確認してください。

Q. リモコンで始動できるのはどの機種ですか?

A. KEH3800i-RTは50m以内のリモコン始動に、KEH5200i-RTSは最大20mのリモコンに対応しています。KEH5200i-RTSは、バッテリー残量が低いときもリコイルスターターで始動できます。

Q. 保証期間はありますか?

A. KEH2000i・KEH3000i・KEH3200i・KEH3800i-RTの商品ページには、購入日から1年間の保証が記載されています。KEH5200i-RTSを含め、保証内容の詳細は各商品ページ、またはお問い合わせでご確認ください。

インバーター発電機 KAREYOU KEHシリーズ
DISCOVER KEH SERIES

使いたい機器から、
発電機を選ぶ。

KEH2000i・KEH3000i・KEH3200i・KEH3800i-RT・KEH5200i-RTSの5機種を販売中です。接続したい機器の型式や使用場所をお知らせいただければ、機種選びのご相談を承ります。

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執筆:匡正株式会社

掲載仕様・価格は2026年11月時点の商品ページの記載に基づきます。仕様・販売状況は商品ページの最新情報をご確認ください。使用時は製品および接続機器の取扱説明書に従ってください。用途例は特定機器への適合・連続運転を保証するものではありません。

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